御朱印集め 東大寺俊乗堂(Todaiji-Syunjyodo)：奈良

阿弥陀如来

【俊乗堂】

東大寺の俊乗堂を参拝しました。

俊乗堂は東大寺大仏殿より東に数百メートルのところにあります。

小さなお堂ですが、金色の「俊乗堂」と書かれた扁額が一際目立ちます。

堂内には国宝である「重源（ちょうげん）上人坐像」が安置されています。残念ながら、扉を開けて中を見ることが出来ませんでしたので、お堂前にてお参りをしました。

東大寺大仏殿は2度の戦火により焼失してしまいました。

最初は鎌倉時代の源平の争乱により焼失し、東大寺大勧進職であった俊乗房重源が東大寺の再建に尽力しました。

suzukasjp.hatenablog.com

三重にある新大仏寺は「重源の七別所」の一所で、源平の争乱により焼失した東大寺の再興に要する資金調達をするための基地でした。

俊乗房重源の功績を称え、仏像として安置されました。

堂内には重源上人坐像の他に快慶作の阿弥陀如来立像と平安時代の愛染明王坐像も安置されています。

授与所では、「重源上人」、「藍染明王」「阿弥陀如来」の3種類の御朱印があったのですが、今回の参拝では「阿弥陀如来」の御朱印を頂戴しました。

東大寺の歴史を勉強していたなら、重源上人の御朱印を頂戴しなければいけなかったですよね。(^^;

【行基堂】

次に俊乗堂の近くにある行基堂を参拝しました。

とても小さなお堂ですが、堂内には行基菩薩坐像が安置されています。

行基は東大寺大仏殿の創建と大仏の鋳造の陣頭指揮を執った大僧正です。こちらも、残念ながら、こちらも扉を開けて中を見ることが出来ませんでしたので、お堂前にてお参りをしました。

行基菩薩

【念仏堂】

 次に、念仏堂を参拝しました。

念仏堂は鎌倉時代に建立され、もとは地蔵堂と呼ばれていました。

堂内には地蔵菩薩坐像が安置されており、扉を開けてお参りをすることができましたが、堂内は撮影禁止でした。(^^;

地蔵菩薩坐像は仏師であった運慶等の冥福を祈る目的で作られました。

念仏堂の横にある授与所にて3つのお堂の御朱印を頂戴しました。

 地蔵菩薩

【アクセス】

奈良市雑司町406-1

専用駐車場はありませんので、近隣の有料駐車場またはコインパーキングをご利用ください。

【参拝を終えて】

 東大寺大仏殿のようなスケールの大きなものではありませんが、3つのお堂には東大寺の創建や再建に深く関わった人物が祀られ、仏像として安置されています。今回の参拝では東大寺の歴史を知るいい機会となりました。

また、同じエリア内には大きな鐘楼があり、鐘楼の御朱印があることも事前にリサーチしてきました。授与所の書き手の方に聞いてみたところ、別の授与所でいただけるのですが、ここしばらくは閉めていていつ再開するかは分からないそうです。・・・・ちょっとガッカリです。(^^;

このエリアを訪れる参拝者は少なく穴場的スポットですから、東大寺大仏殿の参拝の際には、このエリアも訪れてみてはいかがでしょうか。 

【御朱印一覧】

 奈良の寺院を参拝して、ブログで紹介した御朱印を一覧にしました。興味のある御朱印がありましたなら、過去ブログも覗いていただけると嬉しいです。

市町村	仏閣名	宗派	墨書	受拝日	ブログ掲載日
桜井市	長谷寺	真言宗	大悲閣	R1.7.10	2019/9/16
橿原市	久米寺	真言宗	薬師如来	R1.7.31	2019/9/16
橿原市	おふさ観音	真言宗	観世音	R1.7.31	2019/9/16
葛城市	当麻寺中之坊	真言宗、浄土宗	導き観音	R1.7.31	2019/9/16
桜井市	安倍文殊院	華厳宗	文殊大子	R1.7.31	2019/9/16
高市郡	岡寺	真言宗	厄除大悲殿	R1.9.22	2019/9/27
高市郡	飛鳥寺	真言宗	飛鳥大佛	R1.9.22	2019/9/29
奈良市	東大寺大仏殿	華厳宗	華厳	R2.6.21	2020/7/5
奈良市	東大寺俊乗堂	華厳宗	阿弥陀如来	R2.6.21	2020/7/7
奈良市	東大寺行基堂	華厳宗	行基菩薩	R2.6.21	2020/7/7
奈良市	東大寺念仏堂	華厳宗	地蔵菩薩	R2.6.21	2020/7/7

 　　　　　　　　　　　　　　※一覧表は受拝日順

【追記】

 最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またブックマークにもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
全国のあちこちで新型コロナウィルス感染者数が増えてきています。油断することなく感染対策を励行し健康に留意しましょう！！