御朱印集め 雑10(新型コロナワクチン接種)

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遂に来ました。

 

  

【新型コロナワクチン接種】

とうとうわたしの所にも新型コロナワクチン接種の通知が来ました。

同封されていた問診票を記載し、4月23日(金)13:00に予防接種を受けてきました。

4月24日(日)23:00現在で注射部位(肩)の筋肉痛の副反応がありますが、それ以外は体調的には問題ありません。食欲も旺盛、ビールも美味しくいただきました。(笑)

統計的にも筋肉痛の副反応は67%もあるようで、3人に2人はこの症状が出るようです。

職員の中には「痛くて腕も上がらない。」、「痛くて注射部位を下にして寝ることもできない。」と言う者もいましたが、わたしはそこまで酷くはなく、軽症のようでラッキーです。(^^;
発熱、頭痛、全身倦怠感を訴えてくる職員もおらず、一安心です。
問題は3週間後の2回目接種の副反応です。
そこそこの高頻度で発熱、頭痛、全身倦怠感等が出現してきます。これは、体内でウイルスに対する抗体を作るための免疫反応のために出現する副反応です。

体内では異物(新型コロナウイルスワクチン)の侵入に対して、あらゆる免疫力でこの侵入者を排除しようとしたり、この侵入者の抗体を作って無効化しようとしています。

新型コロナウイルス感染症に罹患しない。または罹患しても軽症で済むのは体内におけるこの免疫力のお陰です。

ですから、新型コロナワクチンに限らず、多くのワクチンによる予防接種にはこれらの副反応が少なからずとも起こる可能性は十分にあるということを心得ておかなければなりません。

 

【作用機序】

では、新型コロナワクチンの抗体が作られる作用機序について知っておく必要があります。

今までは、ワクチンの種類としては大きく3つに分類されていました。

〔弱毒化ワクチン〕

生ワクチンとも言われ、病原体(ウイルスや細菌)の毒性を弱めて病気の症状が出ないようにしたものです。これにより病原体に感染した状態になり、人間の持つ免疫力により抗体を作り、本物のウイルスや細菌感染が侵入してもこの抗体により発病しなくなります。

結核、はしか、水ぼうそう、おたふく等のワクチンがこれに当たります。

〔不活化ワクチン〕

発病性のない(死んだ)病原体を薬剤にしたもので、これを体内に投与し抗体を作り上げます。

インフルエンザ、肺炎球菌、日本脳炎等のワクチンがこれに当たります。

〔組み換えたんぱく質ワクチン〕

病原体からたんぱく質の一部(毒素)を取り除いたものを薬剤にしたもので、これを体内に投与して抗体を作り上げます。

B型肝炎破傷風のワクチンがこれに当たります。

 

【遺伝子ワクチン】

今まではワクチンと言えば、上記の3種類に分類されていたのですが、次世代型ワクチンが開発され、現代の医学技術を結集した最先端のワクチンです。

人工的に作り上げた新型コロナウイルスの遺伝子を注射することにより、体内で新型コロナウイルスが持つたんぱく質が作られ、これに対して新型コロナウイルスの抗体が作られます。

ウイルスベクターワクチン、DNAワクチン、mRNAなどの遺伝子ワクチンがあり、今現在、日本で接種しているワクチンはファイザー社製のmRNAワクチン「コミナティ」となります。

 

【コミナティ臨床成績】

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コミナティは1回目接種後1~2週間で55%の有効率、2回目接種後1~2週間で95%の有効率と言われています。インフルエンザワクチンの有効率60%と言われていますから、コミナティの2回接種は十分な臨床成績なのではないでしょうか。

他社製のワクチンは有効率が劣っていたり、重篤な合併症を発症したりする報告が上がっていますので、現段階では「コミナティ」はベストなワクチンではないでしょうか。

 

【最後に】

新型コロナワクチン接種はその副反応を心配する人が多いようですが、副反応で最も怖いのはアナフィラキシーショックです。体内に異物が侵入すると全身の免疫防御反応が過剰に働いてしまうために起こる症状で、一種の拒絶反応です。

頻度的には少ないのですが、生死にかかわる副反応です。

アナフィラキシーショックはワクチンを接種してから数分で全身にアレルギー反応が出てきますので、接種した医療機関でしばらく待機してから帰るように指示されます。ですから、救急対応のできる医療機関でワクチン接種を受けることは、アナフィラキシーショックにいち早くやく対処でき、安心なのではないでしょうか。

メディアなどでは新型コロナワクチン接種の副反応だけがフュウーチャーされていて、ワクチン接種を躊躇う人も多いのではないでしょうか。わたしからすれば、新型コロナに感染して生死を彷徨うことを思えば、ワクチン接種による免疫抗体を作った方がはるかに安全だと思います。

ただ、全国民へのワクチン接種が遅々として進んでいません。全国でまだ170万人が接種を終えただけで、「物はあるのに体制が整っていない。」と言うのが現状ではないでしょうか。これからは65歳以上の高齢者が対象に接種が行われていくので、一気に集団免疫が作られるていくのではないでしょうか。

今現在、わたしの体内では着々と接種したワクチン(異物)と免疫機能が格闘しています。

「頑張れ!!わたしの中の免疫力」

 

【追記】

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またブックマークにもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
新型コロナウィルス感染者数は、4月24日現在で三重県では504人となり、第3派のピークである399人を超えてしまいました。また、国内全体でも5万3千人と急激に増加してきました。
今回の急激な増加傾向を受けて、多くの都府県で「まん延防止等重点措置」が発令されていますが、全く歯止めが利かず、再度緊急事態宣言が発令されるようです。
また、不自由な生活が続いてしまうのでしょうか・・・
ワクチン接種による集団免疫を形成するには、まだまだ時間を要しますので、皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。