御朱印集め 雑12(立本寺に想うこと)

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盗難に遭った仏像              © KYODONEWSより引用

 

  

【立本寺】

京都市にある立本寺の仏像が盗難に遭ったというニュースが飛び込んできました。

suzukasjp.hatenablog.com

立本寺は今年3月に参拝に訪れた寺院だけに、盗難のニュースは心が痛みます。

桜の綺麗な寺院で、寺務所では丁寧な接待を受けたことが印象に残っています。

 

〔事件の概要〕

盗まれた仏像は50cmの高さで、「月天子」と呼ばれる火や月、星の化身の守護神です。立本寺の創建は鎌倉時代後期で現在とは異なる場所にあり、江戸中期に起こった大火により多くの伽藍や仏像が焼失してしまった中で、「月天子」はその火災からも逃れて、移転した立本寺のお堂に安置されていたものです。

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「月天子」は刹堂(せつどう)に安置されていたのですが、6月7日午前7時ごろ、寺に来た信者が仏像がないことに気付き、寺の職員より警察に通報されました。

刹堂は午前5時~午後4時まで鍵が開いており、敷地には誰でも入れたとのことでした。

境内は敷地の多くが月極め駐車場として貸し出されているので、都会の土地事情を考えると境内を夜間封鎖することも難しいでしょうね。・・・むしろ月極め駐車場が多くて、参拝者用の駐車場を探すのも苦労しました。(^^;

夕方にはお堂には施錠されていたようですが、厳重な施錠ではなかったのでしょうね。防犯対策も徹底されているようにも思いませんでした。

立本寺もまさか強盗に入られるとは思ってもいなかったのかもしれませんね。

一刻も早く解決することを祈ります。

 

【最後に】

「月天子」は金色の厨子の中に収められていて、500年以上も前の仏像であるにもかかわらず、その色彩はカラフルでいて上品な色使い・・・・文化財にも指定されていないようですが、とても美しい作品です

ひょっとして、わたしたちも刹堂内に入って、この「月天子」を拝むことが出来たのではないでしょうか。

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それにしても、盗難に遭った「月天子」はどうなってしまうのでしょうか。

闇から闇へ売買されて、個人コレクターの闇所有となってしまうのでしょうか。

早く立本寺に戻るといいですね。

 

【追記】

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またブックマークにもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
新型コロナウィルス感染者数は、6月9日現在で三重県では243人、国内全体でも3万7千人と順調に減少してきていますが、変異株の感染力は強いので、まだまだ予断を許さない状況が続いています。
また、ワクチン接種は累計で1450万人となり、飛躍的に接種数が増加していますが、まだまだ集団免疫を形成するには母数が足りません。
皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。