【真正極楽寺(真如堂)】
「極楽寺はたくさんあるが、ここが正真正銘の極楽の霊地」という意味を込めて名付けられているのですが、正式名所より本堂を表す『真如堂』が通称として定着しています。
本堂にてお参りをしました。
真正極楽寺の創建は平安時代中期で比叡山延暦寺の僧であった戎算が夢のお告げによって、延暦寺常行堂の本尊である阿弥陀如来を東三条院(第66代天皇一条天皇の母親)の離宮に遷座させたのが始まりとされています。
その後、一条天皇の勅により本堂が完成しました。
しかし、本堂は度重なる戦火により焼失してしまい、現存する本堂は江戸時代中期に再建されたものとなります。
扁額には『真如堂』と書かれています。
堂内に入りお参りをしました。
御本尊は阿弥陀如来となります。
この阿弥陀如来像は慈覚大師円仁が彫り上げたもので、完成直前に「比叡山の修行者の本尊となりたまえ。」と言って白毫を入れようとすると、阿弥陀如来像は首を横に振って拒否されたので、「では京の都に下って、一切衆生をお救いください。中でも女人等を救いください。」と言うと、阿弥陀如来像は三度頷かれたという伝説があることから、「頷きの阿弥陀」とも言われています。
このことから庶民、特に女性からの信仰を得ています。
堂内にある受付にて御朱印を頂戴しました。
【アクセス】
専用無料駐車場あり
堂内撮影禁止
【参拝を終えて】
真正極楽寺の本堂(如真堂)は大きな堂宇で、御本尊である阿弥陀如来の脇侍として不動明王が祀られています。
この不動明王は陰陽師であった安倍晴明の念持仏(自宅に祀っていた仏像)と言われています。
※真正極楽寺ホームページより引用
また、安倍晴明と言えば五芒星ですが、真正極楽寺にはこの五芒星の印(真正極楽寺では五行之印)が保管されています。安倍晴明はこの五行之印を決定往生(成仏して極楽に行くこと)の印として多くの人々に施したとされています。、
安倍晴明が85歳まで長寿であったこともあり、無病息災・長寿、極楽浄土の信仰がありますので、興味のある方は参拝に訪れてはいかがでしょうか?
【追記】
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
また、ブックマークやコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
新型コロナウイルスの新規感染者数は三重県では999人で前週同曜日比で+157人と増加しています。また全国でも78,263人で前週同曜日比で+10610人と増加しています。
増加幅も日に日に大きくなり、いよいよ第8波に突入しそうですね。
皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。