御朱印集め 金戒光明寺2(Konkaikoumyouji2):京都
金戒光明寺御影堂参拝の続きとなります。
【阿弥陀堂】
阿弥陀堂は江戸時代初期に豊臣秀頼によって再建された堂宇で、金戒光明寺の中現存する最古の堂宇となります。
御本尊は阿弥陀如来となります。
祀られている阿弥陀如来像は高僧源信(恵心僧都:えしんぞうず)が彫り上げたもので、その体内には源信が使っていたノミが納められていて、以後の仏像彫刻を止めたことから「ノミおさめの如来」とも言われています。
源信(恵心僧都)は比叡山延暦寺横川で修業を積み、その廟は恵心堂として祀られています。
【納骨堂】
阿弥陀堂の横には納骨堂があります。
旧経堂で、江戸時代初期に再建さました。
こちらにも阿弥陀如来像が安置されています。
【三重塔】
また、境内には三重塔があります。
金戒光明寺は墓地もあり、庶民的な一面も見受けられます。
江戸時代初期に建立されたもので、三重塔内には文殊菩薩像と脇侍像が安置されていたことから文殊塔とも言われています。
しかし、近年になって文殊菩薩像と脇侍像は御影堂内に移されました。
扁額には「日本三文殊随一」と書かれています。
日本三大文殊※1の一カ寺でもないようですが・・・(-_-;)
残念ながら、三重塔内部は拝見することができませんでした。
三重塔は高台にあり、京都市内が一望できます。
※1 日本三大文殊
「三人寄れば文殊の知恵」という言葉にもあるように、知恵を司る文殊菩薩を祀る寺院で、合格祈願や学業成就の信仰があります。
【参拝を終えて】
金戒光明寺は一般的な檀家も抱えて庶民的な寺院ですが、政情が不安定であった幕末には京都守護職の本陣とされ、新選組発祥の地となった歴史的な寺院でもあります。
1,000人もの兵士が駐屯できた敷地は広大で、堂宇なども大きく見応えのある寺院です。その周囲は寺院であるにも関わらず延々と続く白壁やいくつもの門が現存していますので、参拝に訪れた際にはこれらの城塞のような構えを見るのも楽しいのではないでしょうか。
【追記】
最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。
また、ブックマークやコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
新型コロナウイルスの新規感染者数は三重県では1,312人で前週同曜日比で+703人と増加しています。また全国でも65,916人で前週同曜日比で+25,515人と増加しています。
増加幅も日に日に大きくなり、いよいよ第8波に突入したのではないでしょうか。
皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。