御朱印集め 西教寺2(Saikyoji2)

慈攝大師
室町時代天台宗僧侶であった真盛(しんせい)の諡号です。

 

 

【大師殿】

西教寺の創建は飛鳥時代聖徳太子とされていますが、真盛が入寺してから西教寺が隆盛しました。これらのことから真盛は「中興の祖」と言われ、慈攝大師の諡号を賜り祀られているのが大師殿となります。

大師殿は勅使門から左側に進んだところにあり、白い土塀に囲まれています。

大師殿入り口となる唐門です。

丸みのある唐波風の造形は美しく、格式の高さが伺えます。

大師殿から見た唐門です。

春までは修繕が施されていてこのほど修繕が完了しました。屋根裏に施されている彫刻も美しいですね。

大師殿です。

大師殿も唐破風の屋根となっています。しかし、瓦葺となっていますので比較的新しい造りとなっているのではないでしょうか。

残念ながら堂内には入ることはできませんでしたが、堂内には木造の慈攝大師(真盛上人)像が安置されています。

 

【参拝を終えて】

西教寺の宗派は天台真盛宗で現在でも400カ寺以上もの寺院の総本山となっています。

宗派に真盛自身の名前が入ることも珍しいのですが、その宗派に属する寺院が多くあるのは寂れていた西教寺が師事されるよう尽力したことが伺えます。

また、西教寺比叡山延暦寺の横川地区の麓に位置していて、琵琶湖を望む高台にあります。

織田信長比叡山焼き討ちの際には、西教寺もその戦渦に巻き込まれて焼失してしまいました。その後この地域は明智光秀が治め坂本城を築いたのですが、地理的にも西教寺と近かったため関係性を持つようになり、西教寺の復興の援助も行いました。

境内には明智光秀の供養塔や明智光秀一族の墓もありますので、歴女の方は是非、参拝されてはいかがでしょうか。

 

【追記】

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またブックマークにもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。

  ※yahoo JAPANホームページより引用

新型コロナウィルス感染者数は8月20日現在で三重県は31,457人となり、13日をピークに減少していましたが、再び増加傾向にあります。

  ※yahoo JAPANホームページより引用

国内全体でも1,988千人となり、11日をピークに減少していましたが、再び増加傾向にあります。

恐れていた通り、お盆休みが終わり民族大移動で感染が再拡大しているようですね。

皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。