御朱印集め 大黒寺(Daikokuji):京都

出世大黒天

 

 

【大黒寺】

京都市伏見区にある大黒寺を参拝しました。

大黒寺の正式名称は圓通寺ですが、御本尊が大黒天であることから大黒寺と呼ばれています。

石柱も大黒寺となっています。

小さな手水場には、わたしの好きな不動明王が祀られています。

大黒寺の開創は空海または真如とも伝えらる古刹ですが、江戸時代初期に薩摩藩主・島津義弘薩摩藩邸から近いこの寺を藩の祈祷所とし、薩摩の守り本尊である出世大黒天に因んで御本尊を大黒天としたことから大黒寺となりました。

ただ、一般的には薩摩藩の出入りが多かったことから薩摩寺とも呼ばれ、それ以降、薩摩藩ゆかりの寺院となりました。

幕末期には志士たちの密議もこの寺院で行われていたとされています。

寺田屋事件の九烈士もこの地に葬られ、書や歌などの遺品が大黒寺に保管されています。また、西郷隆盛大久保利通らの会談の部屋も残されています。残念ながら、その部屋はどこにあるのか分かりませんでしたが・・・・(-_-;)

本堂内へは入れませんでしたので、本堂前でお参りをしました。

覗き窓から堂内を撮影しました。

御本尊は大黒天となりますが、残念ながら秘仏とされていて厨子に納められていました。

寺務所受付にて御朱印を頂戴し、参拝を終えました。

 

【アクセス】

 

京都市伏見区鷹匠町4

専用無料駐車場あり

 

【参拝を終えて】

豊臣秀吉の時代、伏見城のある伏見の街は政治の中心地として大いに賑わっていましたが、伏見城が廃城になってからは衰退していきました。江戸時代には外様であった薩摩藩の邸宅などが置かれるようになりました。

 

坂本龍馬襲撃事件で有名な寺田屋も大黒寺の近くにあり、一歩間違えば、大黒寺も伏見奉行所の襲撃にあい、歴史の有名舞台となっていたかもしれませんね。

幕末マニアの方にもお勧めの寺院ですので、是非ご参拝ください。

 

【追記】

最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

また、ブックマークやコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。

新型コロナウイルスの新規感染者数は三重県では1,883人で前週同曜日比で-2,160と減少しています。また全国では230,979人で前週同曜日比で+39.034人と増加しています。

少し減少傾向となっていましたが、再び増加しています。ピークアウトはまだ先のようですね。

皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。