摩尼殿
【金剛證寺】
金剛證寺の山号は勝峰山で、朝熊山中腹にある臨済宗の山岳寺院となります。
山門を車で入場し、左手にある駐車場に車を駐車します。
石階段の先には仁王門があります。
昭和後期に再建されたもので、比較的新しい堂宇となります。
両脇に阿形吽形の金剛力士像が安置されています。
仁王門の裏側にも小ぶりですが仏像が安置されています。
どちらもワンカップが置かれているのですが、お供え物なのでしょうか??(-_-;)
仁王門を抜けると広い境内となり、右手には大きな池があります。
境内に左手には鐘楼があります。
仁王門と言い鐘楼と言い、比較的新しい造りですね。
金剛證寺は伊勢湾台風による被害も重なり衰退していたのですが、伊勢志摩スカイライン開通を契機に参拝客も増加したため、これらの堂宇が再建されました。
開基は古墳時代とされていますが、平安時代に空海(弘法大師)が真言密教の道場として中興したとされています。
境内を進むと本堂となります。
朱塗りの大きなお堂です。
御本尊は虚空菩薩像となります。
神仏習合の時代には「伊勢神宮を守る寺」として、「お伊勢参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば方参り」とされ、多くの参拝客を集め繁栄しました。江戸時代に入り徳川家の援助により火災により焼失した本堂を再建し、江戸時代中期には修復され現在に至っています。
残念ながら堂内は撮影禁止のため、御本尊を撮影することはできませんでした。
堂内受付にて御朱印を頂戴しました。
【アクセス】
伊勢市朝熊町549
専用無料駐車場あり
URL:https://www.iseshimaskyline.com/kongoushouji/index.html
伊勢志摩スカイライン(有料)より入山
本堂内撮影禁止
【参拝を終えて】
金剛證寺は大正時代にはケーブルカーが開通し、昭和には登山バスも運行されるようになったため参拝客で賑わいを見せていましたが、第二次世界大戦時にはケーブルカーの金属類供出により廃線となり、朝熊山への入山も禁止となりました。また、伊勢湾台風により多くの堂宇も損害を受け衰退しました。
しかし、伊勢志摩スカイラインが開通したことにより、参拝客も増え現在に至っています。
「お伊勢参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば方参り」と言うフレーズを見て、昔の旅人は伊勢神宮参拝の後に、よくもここまで登ってきたものだと感心してしまいます。
わたしたちは車で楽に来れましたが、それでも大概の高さです。
命がけの伊勢参りというのもうなずけますね。(-_-;)
【追記】
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
またブックマークにもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。いつも楽しく拝読させていただいております。
※yahoo JAPANホームページより引用
新型コロナウィルス感染者数は5月15日現在で三重県は3,601人となり、増加傾向が続いています。
※yahoo JAPANホームページより引用
国内全体でも367,0000人となり再び上昇してきました。
移動制限なしのゴールデンウィークも終わり、懸念されていた通り再び増加傾向となっています。
ワクチン接種は3回目のブースター投与が始まり、70百万人(全人口の55.4%)が接種を終えましたが、徐々に接種ペースが落ちているようです。
皆さんも油断することなく感染対策を施し、健康に留意しましょう。